201516governorガバナー メッセージ

国際ロータリー第2570地区
2015-16年度ガバナー  高柳育行

K.R.ラビンドラン国際ロータリー会長のテーマを受け、私たちは一人ひとりよる奉仕活動、各クラブによる奉仕活動、あるいは地区による奉仕活動を地域社会で、国際社会で推進してまいりましょう。それは人間性豊かな愛のある奉仕活動でなくてはなりません。“世界へのプレゼント”となるためには自分自身を高めながら、自分の授けられた才能と持ちうる力の限りを尽くしていかなければならないでしょう。そして、世の中の誰かに、地域社会に、あるいは国際社会に感動や変化をもたらすことができたら、私たちは幸せな人生を送ることができると思います。
そのために今年度の地区テーマとして

『ロータリーの心を実践しよう』

を掲げます。
どんなに小さな奉仕活動であっても、新たな奉仕活動では、新たな出会いが生じます。また新たな出会いが、一人ひとりの人生を豊かなものにしてくれるものだと思います。そのような機会を通じて、若い方から学ぶこと、先輩から学ぶこともあるでしょう。その機会を増やしてくれるのはロータリーだと思います。新会員を受け入れ、育成をし、奉仕活動に参加協力いただくことは、その人の人生において大きな価値を生んでくれるだけでなく、私たちの人生も豊かなものにしてくれます。
地区の運営にあたり、RIの掲げる戦略計画に沿って、各クラブが効果的な活動が出来るよう支援してまいりたいと思っております。したがって各クラブでも実状に即した戦略計画を立案していただき、より活力のある、良いクラブになるようお互いに努めてまいりましょう。

その運営にあたり下記の3項目を念頭に取り組んでまいります。
・RIの掲げる戦略計画に沿って、活力あるクラブとなるよう支援に努めます。
・謙虚で誠実、思いやりのある心で実践に努めます。
・適切な地区運営と財務管理に努めます。

前年度と変更した地区委員会
・地区戦略計画委員会を設置すること
ロータリーでは将来にわたり様々な課題を抱えています。また単年度制のロータリーにとって、連続性や将来性を考えた時、ロータリーに造詣の深い方々の考えを聞きながら、地区のあり方を検討していく場が必要であると思います。また今後の規定審議会に向けて、地区として検討する必要もあると考えられ設置することにしました。
・RI規定審議会対応委員会を取りやめること
2014年12月、2016年の規定審議会への議案の提出は終了することになり、将来に向けての検討は地区戦略計画委員会で検討が可能になると思います。

クラブ奉仕
・RI戦略計画について理解を深めるとともに、推進に努める
・新会員、特に若い会員と女性会員の入会を推進するとともに、退会防止につ
ながる支援に努める
(50人以上のクラブ 純増2名 49人以下のクラブ 純増1名)
・各部門が協力しながら公共イメージの向上に心がけ、ロータリーのイメージ
向上に努める
・オンラインツールを活用することを習得する機会を設け、活用を推進する

職業奉仕
・職業倫理を高めるとともに、職業奉仕について理解を深めるよう努める

社会奉仕
・地域社会への貢献を通じて、ロータリーの奉仕活動を意義あるものとなるよ
う努める
・地区として献眼登録を推進し、会員や会員の家族、あるいは従業員にも登録
を勧めるよう努める。
・世界遺産登録推進にあたり、新たな取り組みに努める。
・ブライダル委員会をロータリーに相応しい在り方で支援する。

国際奉仕
・国際交流を通じてロータリーの素晴らしさを感じられるよう努める。
・国際支援を通じて、国際社会に貢献できるよう努める

青少年奉仕
・インターアクト・ローターアクトの活動がより充実するよう支援する。
・青少年交換事業を通じて、ロータリーが意義あるものとなるよう努める
・ライラについて理解を深め、充実するよう支援する。
・高校生社会体験活動に協力し、活動がより充実するよう努める。

ロータリー財団
・ロータリー財団目標であるポリオ撲滅に支援するよう努める。
・ロータリー財団への寄付金に理解をいただき、目標が達成できるよう努める。
・グローバル補助金を活用して大きな成果が得られるよう努める
・各クラブにおいて地区補助金を活用した事業ができるよう推進する。

ロータリー米山記念奨学部門
・ロータリー米山記念奨学生を通じて事業への理解と交流する機会を設ける
・ホームカミング制度を活用して、元ロータリー米山記念奨学生との交流の機
会をつくり、事業への理解を深める

ロータリーはロータリアン一人ひとりの人生の一部となっていると思います。ロータリアンであるからこそできた奉仕や友人、ロータリーを通じて得られた思い出や感動、そして自分の人生の将来に影響するロータリー、ロータリーの価値を再確認していただきたいと思います。そして、ご自身の持っている、時間、才能、知識を活用して、一人ひとりが自ら世界へのプレゼントとして捧げる一年になるよう心がけていただきたいと思います。